瞑想とは?2
さて、
「わかっちゃいるけどやめられない。」
状態を治すにはどうしたらよいのでしょうか?
ズバリ言うと、
「あなた」を”バラバラ”にすることです。
実は、
瞑想をして、深い変性意識状態になることで「あなた」を”バラバラ”にすることができます。
「?」
と思うと思いますが、今からどのサイトにも書いてないようなことを解説していきますのでよく読んでみて下さいね。
まずは、「あなた」とは何かをおさらいします。
「あなた」は、
「記憶」+”今ここに自分がいるという感覚”=「自我」
という生き残るための”武器”をもった存在です。
そして、「あなた」は”常に”
敵が近づく=恐怖=不快
敵がいない=安心=快感
という生き残るためのプログラムに支配されています。
「あなた」をバラバラにするということは、
「記憶」+”今ここに自分がいるという感覚”=「自我」
の、
「記憶」を「あなた」から切り離し、
「記憶」にくっついている感情を切り離し、
”今ここに自分がいるという感覚”を分解するということです。
そうすると「自我」がなくなり、
残るのは根源にある「生きるためのプログラム」だけになります。
これが、「あなた」をバラバラにするということです。
しかし、「あなた」をバラバラにするということは”生き残るためのプログラムであるあなた”にとって非常に危険なことです。
なぜなら、
「記憶」+”今ここに自分がいるという感覚”=「自我」
は、敵を察知するという目的によって作られた、生き残るための”強力な武器”です。
つまり、
「あなた」をバラバラにするということは、
”強力な武器”を捨てて丸腰の無防備な状態になるということです。
そんなことを「生き残るためのプログラム」が簡単に許すはずがありません。
ですので、
「記憶」+”今ここに自分がいるという感覚”=「自我」
を強く結びつけている接着剤のような存在があります。
それが、
敵が近づく=恐怖=不快
という生き残るためのプログラムです。
恐怖=不快
の感覚が強いほど、
「記憶」+”今ここに自分がいるという感覚”=「自我」
を強く結びつけます。
そうすることで、敵から逃げたり、戦ったりするための高い空間認識能力、高い運動能力を発揮することができるようになります。
では、「あなた」をバラバラにするにはどうしたらよいのでしょうか?
どうやって?
生きるためのプログラムであるあなたの先祖の状態に戻ればよいのです。
つまり、敵がほとんどいなかった「あなた」の祖先である「原始的な細胞のような生き物」だったころのような状態に先祖帰りするということです。
そのためには、
敵がいない=リラックス
する必要があります。
「あなた」は”常に”
敵が近づく=恐怖=不快
敵がいない=安心=快感
という生き残るためのプログラムに支配されているので、
敵が近づく=恐怖=不快
の状態である限り、敵の存在に気付くためのシステムである「五感」が働かないことは「死」を意味します。
つまり、生きるためのプログラムである「あなた」は、
敵がいない=リラックス
の状態になって初めて五感を働かせなくても生きることができると判断するのです。
ということは、
敵がいない=安心=リラックス
できる状態を作ることで、
生きるためのプログラムである「あなた」は、五感を手放すことができます。
この状態は、「五感」という武器を手放した、
”無防備な状態”ですので、深い変性意識状態です。
つまり、瞑想をしてリラックスして
深い変性意識状態=瞑想状態になることで、
生きるためのプログラムである「あなた」は、
「記憶」+”今ここに自分がいるという感覚”=「自我」
をバラバラにしても良いと判断します。
これがわかると、「瞑想状態がなぜ気持ちいいのか?」もわかるようになります。
瞑想状態がなぜ気持ちいいのか?
つまり、生きるためのプログラムである「あなた」にとって、”五感を働かせなくても生きることができる”ということは非常に幸せなことだからです。
極論すると、
感覚があるということは、敵の存在を常に気を付けている状態ですので、
あなたの通常の状態というのは常にストレス状態であるということです。
感覚がある=
敵が近づく=恐怖=不快=ストレス
つまり、
感覚があることは、苦痛であるということです。
ということは、「感覚がなくなった状態」は苦痛から解放された状態です。
だから、瞑想状態はすごく気持ちが良くて、幸福感を感じるのです。
瞑想は、とくに仏教で発展した技術です。
仏教では、生きることは苦であると言います。
わたしはこの”身も蓋もないような言い方”の本質は、
生きるということは、敵の存在に常に気を付けている状態、
言い換えるなら感覚がはたらいているということ、
つまり、「感覚があるということは苦痛である」ということだと思います。
言葉で言われても「?」ですが、実際に瞑想状態になってみるとわかります。